フィリピン留学に行ってきた
普段からブログを見てる人は知ってると思うけど、僕は今年の1月から3月まで2ヵ月間フィリピンで英語を勉強してきた。会社で英語を使う機会があるならまだしも、ないと分かってて英語勉強したのだから自分でもなぜ英語勉強に意欲あったのかは未だによく分からない。
本日の記事の趣旨としては、今後フィリピン留学を考えている人達に向けて参考になる情報を届けられればと思う。
まずフィリピンはアジアで英語を勉強するなら一番いい環境だと思う。タガログ語と呼ばれる言語が彼らの母国語になるのだが、第二外国語として英語が当たり前のように使われているので、生活の中で英語を当たり前のように目にする。例えば学校の数学の教科書とかは全部英語になっているし、CMや街にある広告も英語になっていたりする。
外国人向けの施設だけではなく、一般人であっても英語で話しかければまず通じる。
フィリピンに留学する事のメリットとしてはやはりマンツーマンの一人一人に合った丁寧な授業を受けられる事。物価の安いフィリピンでは、マンツーマンにしては授業料も安く、月約1500ドル程度で受ける事ができる。アメリカだとそもそもマンツーマンでやってくれるところがほとんどないらしく、授業料も月20~30万くらいするらしい。
では実際にどれくらい勉強するのかと言うと、自分の所はいわゆるスパルタコースと呼ばれるもので、1コマ辺り50分の授業が、1日10コマあった。それが平日週5日毎日といった感じ。
10コマ全部マンツーマンではなく、内訳としては5コマのマンツーマン+2コマの3~4人のグループクラス+3コマの任意参加型選択授業といったカリキュラムだった。
1コマ目が6:50から始まり、18:30頃に授業が終わる感じ。毎日6時に起床して、働いてないけど完全に社会人みたいな生活だった。
授業の内容は、事前に英語勉強の目的や、伸ばしたい能力を言えば、それに沿って授業内容を柔軟に変更してくれた。僕の場合はとにかくリスニングとスピーキングをやりたかったので、ライティングはやってないし、リーディングの授業もなかった。
リスニングの勉強法としては
①BBCニュースのような海外のニュースを聞いたり
②TEDと呼ばれる外国人のプレゼンテーションの映像を見たり
③映画・または映画の予告編を見たり
④ドラマの一部分を見たり
⑤教育用の英語教材を使ったりする
英語音声を聞いた後、理解度の確認を質問などを通してしてくれる。先生が作った単語の穴埋めプリントをやったりもした。
リスニングに関しては一朝一夕で身に付くものではなく、結論から言うとリスニング力が伸びたのか実感し辛かった。
スピーキングの勉強法としては
①決められたトピックで先生とフリートーク
②ある議題で肯定否定に分かれて、生徒や先生とディベート
③プレゼンテーションを行う
③のプレゼンテーションが結構大変で、スクリプト書いて何を言うか大体暗記してた。
スピーキングはフィリピン留学で一番伸びた部分だと思うし、自分で言いたい事は英語でなんとか伝えられるようになった。(文法などは正確ではないが)
まとめると、2ヶ月留学して分かった事は、「英語を話すのが恥ずかしい」という根本の部分が払拭されて、英語を話す度胸が身に付く。そして比較的考えずに英語を喋れるようになるのと最低限伝えたい事はなんとか伝える事ができる。
一方でフィリピンでリスニングを極めるのは限界があるという事。そもそも先生達は分かりやすい単語で、しかもゆっくり喋ってくれるので、先生の言う事が100%分かるようになったとしても、ドラマとかニュースとかのスピードには付いていく事ができないと断言できる。このスピードやスラングに慣れるためにはやはりネイティブの英語を聞く必要がある訳で、それだとそもそも極論日本にいながらできる。
まあぶっちゃけ留学から帰ってきた後「リスニング勉強しなきゃ」と思いつつ全くモチベーションがわかず、放置状態な訳だが。
あと期間に関してフィリピン留学でベストなのは、2~3ヶ月。
1ヶ月だと短いという意見を多数聞くし、長すぎるとモチベーションがなくなり、だらけてしまって授業を欠席しがちになる人もいた。後は長期間滞在してる周りを見ててもそれ以上いても伸びに限度がある印象を受けた。
セブ島だと誘惑が多くて遊んでしまうので、セブ島以外がおすすめ。
気候面と治安面から、圧倒的にバギオがオススメだと思う。日本人も少なくて英語をたくさん話せる。
以上です。
あと「フィリピン留学でどの学校に行けばいいかわからない」という人は"School with"という検索サービスがあるのでオススメです。僕自身はSchool withと繋がり特にないし別に金絡みで推してる訳じゃないので悪しからず。
【おまけ】
向こうでの写真腐る程あるので、どんな感じだったか一部抜粋。
①地元の中学生とサッカーをして、体格差を活かしたパワープレーをしたにも関わらず負けた
②ボランティアで山の中の貧しい青空学校みたいな小学校に食料や文房具をあげた
③地元の人ならみんな知ってるコスパ最強の美味しいレストラン"GOOD TASTE"
④フィリピン人にドシロートの僕が書初めを教えてあげた話。「花」を書いた子は簡単だから花を書きたかったらしい。「忍」を書いた子はNARUTOが好きみたい。「美人」に関してはノーコメントになります。
⑤こういう写真をFacebookとかInstaglamであげる大学生マジで殺したくなりますね。ごめんなさい、ハイ。人生初のサーフィンは、ボードと乳首がすれて痛いしボードの上に立つ事もままならず最悪。もう二度とサーフィンなんかやらないと心に誓いました。
⑥現地のフィリピン人の人の家にお邪魔する機会もあった。セブ島では知らない人の家に上がり込んで10万以上ブラックジャック詐欺で取られてるので、まあ海外では知らない人の家にあがっちゃダメですね(当たり前)
※ブラックジャック詐欺ってなんだって人向け。フィリピンだけでなく東南アジアでよくある手口らしいので絶対気を付けましょう
⑦学校の友達と週末は飲んだりもした。ほぼ韓国人
⑧市民プールみたいな所で泳いだり(プール感のある写真がなかった)
⑨マジで死ぬんじゃないかってくらいデンジャラスな洞窟に行ったり(全然舗装されておらず、案内人のサポートがあっても危険だったし、事実僕は足を踏み外して軽傷を負った)
⑩公道を馬に乗って走った。写真撮るの下手過ぎというツッコミはなしでお願いします。馬には僕一人しか乗ってなくて、途中からインストラクターいない状態で、車が走っているような普通の公道を好き放題走った。前を走ってた馬が糞をボトボト落としながら走って後ろを走っていた車がそれを轢いていくっていう地獄絵図が見れた。
⑪毎年2月に行われるバギオの名物「フラワーフェスティバル」大量の外国人観光客がこの時期に押し寄せてくる。
これ全部花って結構凄くない?
⑫休日は日本と同様ボウリングとかカラオケにも行った
⑬先生達とご飯を食べる事も
⑭山にも登った。
山に関しては頂上からの景色よりこの野生の謎の動物達と触れ合う方が楽しかったけど
見てわかるように6:50~18:30っていうとスケジュール厳しそうだけど、意外と結構週末は楽しめるよってお話。以上。